考察 1 【放映時の状況】

第1話イメージイラスト
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『伝説巨神イデオン』は1980年5月8日からTV放映された日本サンライズ(現、サンライズ)制作で、御大・富野由悠季監督の巨大ロボットアニメ作品です


当時中学生だった僕は、この作品に出会い一気にイデオンに傾倒し、今でも信仰に近い気持ち(大袈裟でなく)を抱いてます


今や歴史的古典とも言うべきTVシリーズ「機動戦士ガンダム」の後番組としての放送開始…と言うと、鳴り物入りのスタートだと思われがちですが、放送当時のガンダムの人気は決して芳しい物ではなく、現にガンダムは最初の放送予定より早く打ち切られ、ガンダム人気に本格的に火が点いたのは、本放送終了後だったと記憶してます


オモチャが売れなきゃ番組は即打ち切り、これが当時のロボットアニメ事情の常識でした

35年経った今もガンプラがバカ売れしている現状からは考えらんないですが、当時は本当に売れなかったんですね

つまり、この時点では商業的失敗作だったガンダムの後で、イデオンは極々普通に放送開始となりました

しかし、一部マニアなファンから火が点いて急速に人気の上がるガンダムの陰で、イデオンは全然パッとせず、1stガンダム以上に早いタイミングで、いきなり打ち切られて終了しちゃいました

当時オンタイムで観ていた僕らにとっては、本当にビックリする位にいきなり終わっちゃったんです

その無理矢理な最終回に失望して、当時の学友の何人かは確実にイデオンから離れてしまいました


その後爆発的な大ヒットシリーズとなり、正に恐竜的進化を遂げたガンダムに比べ、イデオンは未だマイナーなイメージが拭えません

ダンバインやらエルガイムやらは今でも女性ファンが多いのに、イデオンが好きって女子は悲しい位に少ない

その理由は、世界観がオシャレじゃないとか、キャラに華が無いとか、メカがカッコよくないとか、トーンが地味だとか諸々考えられますが、「ストーリーの難解さ」が大きな要因のひとつじゃないかと思います


イデオンを知らない方、これから観ようと思ってる方、観たけどよく分からなかった方、そんな人にこのコーナーを読んで頂いて、今より少しでもイデオンの世界観を理解して頂く一助になれれば、或いは作品に興味を持って頂ければ、長年のイデオン信者としての務めが果たせるってモンです

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