【伝説巨神イデオン考察論文 】第1章


『伝説巨神イデオン』は僕にとって非常に重要な作品です
幼い頃から今日に至る迄、僕が観て来た数多くのSFアニメ作品の中で、もっと言えば実写映画も含む全てのSF作品の中で、未だイデオンを超える作品に出会えていません

今更改めて言うまでも無いですが、富野作品には共通の魅力が有ります

SF考証然り、キャラクターの演技然り、台詞回し然り、富野さん特有の様々な仕掛けが、作品自体のリアリティを作り上げていますが、これを僕は勝手に『富野節』と呼んでいます

生粋の富野ファンの立場で批判を恐れずに断言しますが、イデオンはその富野節の密度と質が最も高い、言わば最高峰の富野作品


放映から35年が経過しようとしていますが、この年齢になって改めてイデオンという作品を振り返る意味で、テレビ本編の各話に沿ってイラストを描き始めました

一般的には難解で取っ付き難い作品だと思いますが、イデオンを知る人にも知らない人にも、この作品をより深く知る一助になればと思い、イラストと共に自分なりの作品考察を載せていこうと思っています